2011-12-06 14:50:00
数年前、仕事でストレスを溜めすぎた私は、精神的におかしくなり、過食症になっていた。入社した頃に履いていた制服のスカートは、もうチャックが上がらなくなっていた。顔もパンパンになっていた。自分で、太ったこともわかっていた。仕事が終わって安心感を得ると、私は途中のスーパーで食料を買い、家に着く前の車の中で、食べ始めていた。家の着く頃には、買った食料がなくなっているため、改めてコンビニへ出かけ、味の濃いものをとにかく買いあさり、テレビを見ながら、味わうこともなく食べ続けていた。どうにかしなければと焦っていた。そんなとき、沖縄に行っていた友人から、アルバイトが足りないから沖縄に来ないかと誘われた。私は救われたような気がした。その友人も、さいたま市の老人ホームで働いていたが、長期の休暇をもらい、沖縄に行っていたのだ。私は長期の休暇はもらえる会社ではないので、退職した。友人は沖縄のバイトが終われば、さいたま市の老人ホームに戻れる。帰っても働く場所があることは、羨ましかった。私はここでの仕事を捨て、沖縄に自由の身で飛び立った。そんなことを言うと、格好良く聞こえるが、仕事がないと言うことは、不安は大きいものだ。それでも、過食症をどうにか止めるために、私は沖縄行きを不安を抱えつつ、決行した。沖縄では年配の方と触れ合うことが多かった。私の気持ちは癒され、穏やかな気持ちになっていた。そんな私を見ていた友人が、さいたま市の老人ホームで一緒に働いてみないかと想像もしていなかった声を掛けてきてくれた。